「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
19世紀にイタリア、フランス、ドイツで花開いたロマン派オペラに対して、周辺諸国の人々は憧れを抱きつつもそれを乗り越えようとし、やがてそれぞれの民族性を活かした国民オペラを実現しました。一方、20世紀に入るとロマン派音楽全体が退潮を示し、代わって新たな取り組みが様々に行われるようになります。この講座では、重要なオペラ作品を紹介しながら、20世紀前半にかけてのオペラの変化を辿っていきます。
各回テーマ
(1) 19世紀までのオペラの流れ
(2) 国民楽派のオペラ1:ロシアを中心に
(3) 国民楽派のオペラ2:東欧を中心に
(4) ロマン派の衰退と20世紀の新潮流
(5) 非ヨーロッパ世界におけるオペラ
(6) 20世紀前半のオペラにおける様々な試み
講師紹介
専攻:西洋音楽史
成城大学大学院文学bet36体育在线科にて音楽学を学び、現在は成城大学文芸学部芸術学科の教員を務めています。趣味でヴァイオリンやヴィオラ?ダ?ガンバを弾いているうちに、bet36体育在线の道に迷い込んでしまいました。バロック時代の舞踏や舞曲を主なbet36体育在线領域としています。