1月13日に後期フェアウェルパーティーを行い、昨年の4月に迎え入れ、約1年間滞在した交換留学生を見送り、慣れ親しんだ留学生との別れを惜しみました。本イベントをもって、今年度のすべての国際交流イベントが終了致しました。
　留学生からは「日本への留学を2020年から心待ちにしていた」という言葉が多く聞かれ、日本で出会ったかけがえのない友人や先生方に感謝の気持ちを伝える姿が印象に残りました。
　コロナ禍における日本での制限のある活動において、彼らの心労は計り知れませんでした。その中で私たち国際交流サポーターは、手探りながらもイベントを通して彼らを支えることができていたら嬉しく思います。

　コロナ禍での国際交流イベントの開催は、多少困難がありました。
日常生活では、外国人と出会ったり接したりする機会は少なく、コロナ禍においてその状況は加速し、日本人の外国への距離感は増したと感じます。
　本来、大学は外国人だけでなく、新たな友人、先生方に出会うことができる刺激に満ちた場所ですが、コロナ前よりも学生全体の留学への意欲、国際交流への興味関心は薄れてしまったのではないでしょうか。また、リモートでの授業やイベントが当たり前となり、貴重な対面での交流の場から足が遠のいていると実感しました。

　今年度の国際交流イベントは、コロナ前のスケジュールとほぼ同じように1カ月に約2回行うことができました。しかし、マスクをつけての会話など多くの制限があるため、イベント等で話しをすることができても、日常のキャンパスの中で留学生と成城生が言葉を交わす機会は少なかったと思います。私自身も、留学生と親しくなるためのお互いを知る時間がイベントだけでは足りないと感じました。

　国際交流サポーター運営局として、今後は、成城生にもっとイベントを周知することで国際交流や世界への関心を増やすこと、また留学生がイベントを楽しみ、さらに成城生と親睦を深める手助けができるように、精いっぱい取り組みたいと思います。
　今年度の国際交流イベント開催に尽力してくださった国際センターの先生方をはじめとしたすべての皆さまに感謝を申し上げます。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

（成城大学国際交流サポーター運営局　2022年度代表）