留学を予定している学生が、現地で語学力?文化面の不安を持つことなく順調に学生生活を送れるよう準備するためのプログラム「国際交流科目」では、海外から見る「日本」について幅広い教養を身につける授業「Japan Studies（日本bet36体育在线）」を開講しています。
　池田伸壹先生が担当する「Japan Studies VIIＢ<Japanese Politics and Mass Media>」は、日本の政治とマスメディアについて理解を深める授業です。この授業は基本的に英語で行われ、留学生も受講しているため、学生と留学生が一緒に学んでいます。

　12月18日（木）の授業では、世田谷区長 保坂展人氏をゲスト講師としてお招きし、学生からの様々な質問に対してざっくばらんにお答えいただきました。
　14歳から政治や学生運動に興味関心を持ち、ジャーナリストを経て政治家となった保坂区長。授業に参加した学生からは、「核エネルギーについてどう考えていますか」「未成年のSNS使用を制限することについてどう思われますか」といった現代社会が抱える問題についてや、「世田谷区の外国人住民を支援するために、さらにできることはあると思いますか」「世田谷区は、SNSを使って若い世代の人とどのように交流していますか」「世田谷区の良いところは？」といった世田谷区の取り組みや魅力について等、幅広い質問が寄せられました。
　「小学生の頃から学校でリーダーシップをとり、周りに認めてもらった経験があったから、その後の人生で辛い時期も乗り越えられた」と語る保坂区長。勉強のモチベーションが上がらないと悩む学生から、「学生のうちにやっておくべきこと」を尋ねられると、ノートに自分が何者であり、何をすべきかを繰り返し書き記していたという、ご自身の体験を振り返りながら、自分と向き合う時間を持つことの大切さについてお話しくださいました。
　学生は英語と日本語を交えながら質問し、保坂区長は、その一つ一つに丁寧に答えてくださいました。区長のお話を通じて、日本社会の課題だけではなく、学生自身のこれからについても前向きに考えることができた貴重な機会となりました。