今月から夏季休業期間に入り、皆さんには有意義な日々を過ごして頂きたいと思いますが、開放感から気が緩み、思いがけない事故や事件に巻き込まれる危険もありますので、課外活動および個人の生活においては、以下に掲げた事項などに注意するようにしてください。

飲酒および喫煙について

大学生による飲酒では、急性アルコール中毒により救急搬送されたり、中には死亡者がでたりと痛ましい事故が後をたちません。これは、本学にとっても無縁のことではありません。
周知のとおり、２０歳未満の飲酒?喫煙は法律で禁じられています。成城大学では、教育機関の立場から、法律違反である２０歳未満の飲酒や、飲酒の強要などの不適切な行為は断じて許しません。「２０歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律」では、未成年者の親権者や監督代行者に対して、未成年者の飲酒を知った場合に、これを制止する義務を規定しています。これにより、仮に課外活動団体の代表者などが、2０歳未満の構成員による飲酒を見て見ぬふりをすると、法律により罰せられる可能性があります。本学の課外活動団体において、これらの飲酒の問題を把握した場合には、厳正な処分を行います。十分に注意してください。

アルバイトについて

近年、いわゆる「ブラックバイト」と称される悪質なアルバイトが増加しています。アルバイト契約を結ぶ時には、不当な要求、あるいは雇用側の勝手な理屈を一方的に押し付けるなどの「ブラックバイト」にくれぐれも注意してください。
なお、アルバイトを探すときには、学業に支障が出たり、健康を損なったりしないよう、十分に注意してください。
また、風俗店における若者の違法な勤務や行為が社会問題となっています。
違法なアルバイト等が発覚した場合は、大学や他学生への風評被害に鑑み、学内での厳正な処分を行います。

SNS等の利用について

昨今、SNSの利用に関するトラブルが社会問題化しています。SNSへの投稿は、不特定多数の人が閲覧可能な状況にあり、また投稿の内容によっては、閲覧する者等に誤解を与えたり、権利を侵害したり、違法行為とみなされることもあります。投稿を行う際には、軽率な書き込みをしないよう、十分に注意してください。

その他

その他の注意事項については、「SEIJO HANDBOOK　2024」（p.75～78）にも記載していますので、参考にしてください。

2024年８月７日
成城大学
学長　杉本　義行