「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
卓越した造型感覚の持ち主であった中世イタリアの詩人ダンテは、多くの芸術家にインスピレーションを与えました。本講座では、『神曲』と『新生』を味読し、ルネサンスからラファエル前派に至る絵画作品を鑑賞しながら、文学と美術の関わりについて考えます。テクストと図版は冊子のかたちで配付いたします。お気軽にご参加ください。
各回テーマ
(1) ダンテと美術 総合案内
(2) ボッティチェリ
(3) ミケランジェロ
(4) ドラクロワ/ドレ
(5) ナザレ派/ブレイク
(6) ロセッティ
講師紹介
専攻:ドイツ文学、比較文化論
ゲーテとロマン派を中心にしたドイツ文学が専門ですが、近年は特に、神話?伝承と美術の関わりに関心を持っています。文学と造型美術が交錯する濃密な世界、それを歴史や思想を背景に解読する作業をしています。編訳書『美のチチェローネ』J?ブルクハルト、青土社/『世紀末芸術論』ジンメル他、青土社、等。