「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
マリア=テレジアの16人の子どもたちの生涯を手短に説明し、最愛の夫フランツ一世の突然の死とその後のマリア=テレジア、そして二人の息子たち、ヨーゼフ二世とレオポルト二世へとハプスブルク帝国の舵取りが移る時代が今回のテーマである。フランス革命の火の粉が飛来するなか、この激動の時代をどのようにして乗り切ろうとしたか、その苦闘のあとをたどりたい。
各回テーマ
(1) マリア=テレジアの16人の子どもたち(1)
(2) マリア=テレジアの16人の子どもたち(2)
(3) フランツ一世の死と「女帝」
(4) 啓蒙専制君主ヨーゼフ二世の功罪
(5) 対岸の火事?フランス革命起こる!
(6) レオポルト二世の短かすぎる生涯
講師紹介
専攻:20世紀初頭のドイツ?オーストリア文学
大学案内の教員紹介欄に、私の専門は「ハプスブルク帝国の歴史と文化」と書かれてあるが、「歴史」を意味する英語?ドイツ語?フランス語はすべて「物語」の意味も含んでいる。いずれ、ハプスブルク帝国を生きた人々の「歴史=物語」の語り手になりたいと願っている。