「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
ラテンアメリカは、その独立から、ナポレオン戦争など、欧米列強の動きに翻弄される。経済権益保護の軍事干渉に反撥するカルボ、ドラゴの主張、対米緊張の中でのメキシコの石油公有化の強行と、諸国は経済的な独立を模索する。団結(汎米主義)、内部の対立もあった流れを1930年代までたどる。
現在のラテンアメリカの理解の基盤となろう。
各回テーマ
(1)ラテンアメリカの独立からの国際関係との関わり合いの概観。米国のみならず、欧州列強の干渉、ラテンアメリカ諸国
相互の団結と紛争の歴史
(2)アメリカの帝国主義的膨張の一環としての米西戦争、キューバの奪取
(3)運河建設のためのパナマ建国、ユナイテッド?フルーツのバナナ帝国の発展
(4)欧米列強の経済権益保護のための軍事干渉に反撥するカルボ、ドラゴの主張
(5)対米関係緊張の中でのメキシコの革命政権の石油国有化。欧州の戦雲目前の収拾
講師紹介
専攻 : 商法?経済法?ラテンアメリカ法?国際取引法成城大学名誉教授。一橋大学法学部、大学院修士、博士課程で学び、法学博士(一橋大学)、日本ラテンアメリカ学会理事長、日本経済法学会理事、通産省中南米通商委員会座長など歴任、国際商事法bet36体育在线所bet36体育在线委員。趣味?道楽、海外旅行、海外の書店探訪、ラテンアメリカ史のbet36体育在线。