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2024.09.02
成城大学スポーツとジェンダー平等国際bet36体育在线センター(SGE)は、今年度、スポーツ庁の委託事業である、「令和6年度 ポストスポーツ?フォー?トゥモロー推進事業」(スポーツにおけるジェンダー平等推進事業)を受託しています。本事業は、日本とASEAN10か国におけるスポーツを通じたジェンダー平等の推進に取り組む事業であり、SGEでは、ASEAN10か国に対して、各国のジェンダー課題に合わせた情報提供やサポート、調査を行っています。
今回、この事業でフィリピンのカウンターパートであるフィリピン政府スポーツコミッションから、スポーツにおけるジェンダー平等を推進するための政府高官および職員が訪日視察を実施。SGEがスポーツ庁委託事業の一環として、この訪問のコーディネーションサポートを行いました。
フィリピンは、これまでもスポーツにおけるジェンダー平等やセーフスポーツの分野において、国内で多くの取り組みを実施しており、今年度は「女性のリーダーシップの推進」と「ジェンダーに特化したデータ収集」に特に焦点を当て、政策への反映や事業の企画実施に取り組んでいます。
フィリピンのセーフスポーツの取り組み
本視察は、日本の女性スポーツとセーフスポーツに関する取り組みの視察と情報収集を目的として実施されました。
今回の訪問では、日本体育大学、日本オリンピックミュージアム、日本スポーツ協会(JSPO)、SGEで視察、打ち合わせを実施しました。
日本オリンピックミュージアムでは、日本のミュージアムの展示方法を視察し、フィリピンで検討されているミュージアム建設の参考としました。
JSPOでは、「女性スポーツに関する取り組み」、「No!スポハラの取り組み」、「アクティブチャイルドプログラム」などについての情報提供を受けました。
フィリピン訪問について
フィリピンの参加者であるAbigail Marie Rivera氏はJSPOとのミーティングについて、以下とコメント。
「JSPOの取り組みは大変参考になりました。PSC(Philippine Sports Commission)として、自分たちの取り組みの方向性が間違っていなかったことを確信するとともに、今後取り組むべきことが多いことを実感しました。また、すべてをPSCが行うのではなく、他の団体と協力して取り組むことの重要性も学びました。」
今回の学びを、フィリピン国内の政策や取り組みに反映していくことを、SGEも引き続き、支援していきます。
スポーツにおけるジェンダー平等推進事業 フィリピン視察概要
目的:日本の女性スポーツとセーフスポーツに関する取り組みの視察と情報収集
日時:2024年8月9日~13日
訪問団: