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2022.11.15
本学は「第2回学長賞懸賞コンペティション2022」を実施しました。本コンペティションは、学生の皆さんの声に耳を傾け、より良い学習環境と、より質の高い学びの実現に資することを目的として、2021年度から実施しています。
今年度のテーマ「100万円以内で成城大学食環境を改善しよう」に対し、17件の魅力的な応募がありました。各チームから提出された動画をもとに、在学生と大学教職員がオープン投票を行い、1次審査を勝ち抜いた5チームが11月12日(土)に開催された最終審査に進出し、対面によるプレゼンテーションを行いました。入賞チームはそれぞれの観点で本学の食環境の改善に向き合った説得力のある企画提案を行い、どのチームもプレゼンテーションでの表現力の高さが際立っていました。
各チーム、約10分間のプレゼンテーションの後、学長をはじめとする成城大学専任教職員11名と、特別審査員として加わっていただいた食農教育がご専門の東京農業大学?上岡美保副学長(国際食料情報学部 国際食農科学科 教授、「食と農」の博物館館長)による審査の結果、下記のとおり順位が確定しました。併せて、上岡副学長からは、2チーム(チーム:海月、チーム:直列6気筒)に対して「東京農業大学特別賞」の授与がありました。
上岡先生からは特別賞の選定理由として、
「自分たちだけに関わる改善だけではなく、フードロスの問題や地域貢献、学生食堂側の視点?観点など、幅広い視点で食に関する課題を捉えているところが評価できる点であり、プレゼン力も文句無しであった」(チーム:海月)
「男子学生2人のチームから「リラックス定食」「ビューティー定食」といった発想が出てくることも純粋に面白く、また、企業とのコラボレーションによってお互いの価値を高め合うという視点も良かった(チーム:直列6気筒)」
とのコメントがありました。また、副賞として「バイオミミクリーのタマムシスプーン」(化学塗料を使用せず、タマムシの表皮の構造を光学的に再現して発色させたステンレス製)が授与され、嬉しいサプライズでした。
上岡先生からの全体講評では「成城大学の学生ならではの企画力、行動力やプレゼンテーション能力の高さに感心し、今後は、東京農業大学の学生と相互に交流を持つことで切磋琢磨できるような関係を続けていきたい」とのコメントがありました。
杉本学長からは「応募のあったほとんどのチームから、学食の混雑問題等、具体的な課題が挙げられていて、解決の必要性が伝わってきた。こうした課題が見えたことは、学生からの提案を受けるといった趣旨である本コンペティションを実施した意義であり、今後、それぞれの課題を少しでも解消できるよう、何らかの対策や措置を講じていきたい」とのコメントがありました。併せて「来年度以降も別のテーマを設定して学長賞懸賞コンペティションを継続実施予定のため、ぜひまたチャレンジし続けて欲しい」と、学生たちにエールを送りました。
第2回学長賞懸賞コンペティション2022 最終審査の結果は以下のとおりです(敬称略)
第1位 最優秀賞:海月
「未来志向?未体験の美味しさを成城大学で!~プラントベースフードの選択肢を導入~」
代表者:遠藤 海凪斗。前田 みづき*法学部1年
第2位 優秀賞:山重ゼミ3年
「せたがやフードマルシェ」
代表者:大宅 まなみ。井上 侑也、黒川 栞人、沢波 璃々、永井 拓海、縫部 幸成、久恒 結、松本 隼、間藤 悠、三浦 里恩、渡邉 壮真、渡辺 理花*経済学部3年
第3位 奨励賞:みんなで本当に真面目に考えました。
「食堂の混雑緩和」と「食堂の利用率向上」
代表者:齋藤 尚輝。小神野 楓、阿部 有紗、朝比奈 唯*社会イノベーション学部3年
佳作:THE 枝豆
「LINE公式アカウントで成城大学の食堂を改善しよう!」
代表者:池田 広貴。澁谷 一樹、千頭 波奈、増田 瑠奈*経済学部3年
佳作:直列6気筒
「成城コンセプト定食」
代表者:林 佑輝也。吉田 寛太朗*社会イノベーション学部1年
東京農業大学特別賞:
?海月
「未来志向?未体験の美味しさを成城大学で!~プラントベースフードの選択肢を導入~」
?直列6気筒チーム
「成城コンセプト定食」
参考:ファイナリスト5チームの動画(1次審査用)