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2024.12.13
社会イノベーション学部内田教授のゼミナールでは、各国の駐日大使館の方を迎え、テーマを定めて学生たちが自ら英語でプレゼンテーションを行い、ディスカッションする授業を実施しています。これまでドイツ、フランス、ベルギー、アイルランド、スウェーデン、デンマーク、タイ、イタリアの8か国の大使館の方と交流を行いました。9回目となる今回の交流会は9年ぶりに再び駐日アイルランド大使館のご協力を得て開催しました。
12月11日(水)、駐日アイルランド大使館経済参事官であるローリー?コナティ氏をお招きして交流会を開催しました。当日は、内田ゼミの2年生13名だけでなく、心理社会学科や文芸学部も含めた3?4年生5名も加わりました。
学生は4つのグループに分かれ、成城大学の紹介や、ローリー氏が卒業したアイルランドの国立大学Maynooth大学との比較、アイルランドの発展について、アイルランドの経済成長から日本が学べること、アイルランドと日本の幸福度の比較につい発表しました。
アイルランドは過去30年間で実質GDPが大きく増加し、経済成長が目覚ましい国です。学生たちは、アイルランドの成長の背景として、イノベーション、教育、政府の成長戦略に焦点を当てた内容や、国際比較可能な幸福度指標であるBLI(Better Life Index)を用いて両国を比較し考察した発表を行いました。
それぞれの発表後は質疑応答の時間があり、ローリー氏よりアイルランドの経済成長について調査をして驚いたことはあるか、学生が感じる社会問題は何か、新しい働き方はどうあるべきだと考えるか等、様々な質問がなされ、学生と意見交換しました。
ローリー氏は、各発表について「とても素晴らしく、興味深い内容の発表だった」「今日の発表のためによく準備してきた様子が伝わってきた」とコメントしました。また、アイルランドの歴史や経済成長の経緯に触れながら、「小さな島国であったアイルランドは、ビジネスによって発展しました。ビジネスにおいて、英語力やグローバルな思考をもつことが重要です」と話し、学生に向けて、将来のための学びについてアドバイスをしました。
参加した学生からは、アイルランドは教育無償化の制度があり、日本に比べて学費負担が少ないことについて等の質問があり、意見交換を通してさらに交流を深めました。
学生たちにとって、英語で自分の考えを伝えて議論する実践の場となり、貴重な機会になりました。