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2023.11.14
世田谷プラットフォーム(※)キャリア部会の取り組みとして2018年度から実施している「世田谷区学生交流プログラム」を、2023年度は8月25日(金)、9月4日(月)に成城大学9号館2階ラーニングスタジオとデータサイエンススクエアにて実施しました。
本プログラムは、世田谷区経済産業部にご協力?連携いただいているプログラムで、成城大学を幹事校とし、本学キャリアセンター、そして前年度このプログラムに参加した学生(アンバサダー)が中心となって企画?運営を行いました。当日は本学キャリアセンターの勝又あずさ特別任用教授が講師を務め、「大学間での学生交流や、行政?社会人の講話を通して、大学で学ぶ意義やこれからのキャリアについて考えること」を目的として実施し、世田谷プラットフォーム加盟6大学(国士舘大学?駒澤大学?昭和女子大学?成城大学?東京農業大学?東京都市大学)の1年生12名とアンバサダー4名が参加しました。
本年度のテーマは「世田谷区でのサスティナビリティ(SDGsの17の目標)を実現するための具体的な施策と学生自らの行動?成果を発表」でした。
1日目は、事前課題となっていた自己紹介と大学紹介、自身がSDGsで取り組んでいるモノ紹介を各チームで行い、自分自身や自分の所属する大学について共有し、お互いの仲を深めました。
また本年度は1時間のアンバサダーセッションの場を担い、本イベントにおける昨年度の取り組みや流れ、アドバイス等を行いました。参加者がワークを行っている際にはサポートに回り、質問への回答やワークの進行の手助けを行いながら交流をしました。
2日目は、世田谷区様から頂いたテーマに対する提案をチームごとに「屋台形式」(*1)でプレゼンテーションを行いました。限られた期間で考案したアイデアには各チームの特徴や強みが表れており、「子供たちが農業に触れて興味を持つための農業体験」や「高齢者の家に眠る不用品をアンティーク雑貨として活用する」といった非常に完成度の高い提案を行うことが出来ました。
*1:
今回は4グループが同時にプレゼンテーションを行いました。参加者が会場内を移動しながら、交互に発表と意見交換を実施。全員がすべてのブースを回ることで、それぞれの提案内容に理解を深めました。
提案を受けて、世田谷区経済産業部の井上様から各チームに対するフィードバックと、実際に実現するためには誰をターゲットにするのか、そして誰の力を借りて、何から始めるのかなど、学生にとって勉強になる社会人視点のコメントを頂きました。
さらに2日目の午後には各大学OBOGの社会人ゲストの方にご登壇いただき、社会で活躍する先輩方のライフ?キャリアから、学生は自分たちの考えを深め多くの事を学びました。
最後の振り返りでは、イベントを終えた後の大学生活や将来に向けたアクションプランを考え、「これからの大学生活で自分の考えを上手く言語化して表現したい」「迷ったときには一歩踏み出して挑戦したい」など、今後の目標について共有しました。学生からは「とにかく学ぶことが多く、このイベントに参加してよかった」など、前向きなコメントがありました。
世田谷区学生交流プログラムに参加した学生は、短い期間で初対面の仲間たちと関係を築き、プログラムで得た学びを発表し、非常に充実した2日間を過ごしました。2日間を終えた学生たちは、参加するまでの自分から一回り成長することが出来たようです。
(この記事は、アンバサダーを務めた本学学生(キャリアサポーター)が作成しました)
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世田谷プラットフォームとは
https://setagaya-univ.jp/
世田谷区の複数大学、世田谷区、区内産業界の3者が連携のうえ、地域における高等教育の活性化並びに区内産業界、更には世田谷区全体の発展に寄与することを目的に取り組む活動組織