成城大学

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  • 2025.01.14

    2024年度 成城グローバルキャリアプログラム(海外インターンシップ)事後報告会を実施しました!

成城大学独自の海外インターンシップ制度である「成城グローバルキャリアプログラム」を実施いたしました。
「成城グローバルキャリアプログラム」とは、『グローバル人材』『社会人基礎力』などについて学び、各自の目標を設定する「事前学習」、夏休み期間を利用した約1~4週間の「海外インターンシップ実習」、帰国後、自分が計画通り実行できたのか、反省点など振り返る「事後学習」まで、約8か月間に及ぶ総合的なプログラムです。
今年度は、アメリカ、カナダ、シンガポール、タイ、ベトナム、香港、オーストラリアの7か国に合計18名の学生がプログラムに参加。旅行会社、ホテル、人材会社、書店など様々な業種でインターンシップを行いました。
12月6日(金)の事後報告会では、参加学生が夏のプログラムで得た学びや気付き、今後の学生生活の目標などを最終成果として発表。発表後には、インターンシップ受入企業のご担当者様(海外からのオンライン参加を含む)や杉本学長から講評をいただきました。
学生達からは、異文化への理解と適応力、グローバル社会で働くために必要な主体性や行動力など、海外インターンシップだからこそ得られた多くの学びが語られました。

  • 企業のご担当者様からご講評をいただきました
    企業のご担当者様からご講評をいただきました

  • 海外の企業ご担当者様もオンラインでご参加いただきました
    海外の企業ご担当者様もオンラインでご参加いただきました

  • 学長からの全体講評
    学長からの全体講評

  • 集合写真
    集合写真

学生からのコメント

【プログラムを通じて印象に残っていること】
人材?コンサルティング系の会社でインターンしたのですが、企業訪問を沢山させていただき、インターン先だけでなく、他の業種?業界の仕事内容も知ることができました。日本で馴染みのある企業や今まで知らなかった企業にも行かせていただき、訪問する企業について事前に調べたことにより、理解が深まり視野が広がりました。英語で講義を聞き、英語で質問する機会も多々あり、ビジネスにおける英語力も得ることができました。
【プログラム前後の意識の変化】
インターン期間中は毎日英語で日記を書いていました。日記を書くことでその日の出来事?反省点、今後の改善点を明確にすることができました。
また、参加当初は英語を使った仕事がしたいと漠然としていましたが、今では海外展開している日系企業で働きたいと考えています。今回のインターンを通して、海外から日本はどう見られているのかと言うことを知ることで、今まで埋もれていた日本の良さに改めて気づき、日本の文化や良さをもっと世界に広めたいと思うようになりました。
【今後に向けて意識して考える?行動すること】
英語には自信があるものの、ローカルなお店や地域では英語が通じないこともありました。英語だけでは世界でやっていけないと実感し、中国語も話せるトリリンガルになりたいと強く思っています。英語だけでなく、中国語の学習にも尽力したいと考えています。

最後に、現地スタッフの方々は皆さんとても優しくて、とても充実したインターンを送ることができました。インターンシップ後も、春休み中のスタディーツアーで香港から日本に訪れる学生の通訳の依頼もいただき、将来のキャリアにも繋がる関係性を築けたことは、大きな財産となりました。

(経済学部経営学科2年 一之瀬友香)

プログラムを通じて一番印象に残っていることは、「人の温かさ」です。
例えば、インターンシップ先のホテルで私がフロントに立っていると、お客様が私に手を振ってくれたり挨拶をしてくださる場面が何度もありました。また、私がまだレセプション業務に慣れておらず、対応に時間がかかっていた時も、「全然ゆっくりで大丈夫」「あなたの英語はとても上手だよ」と温かい言葉をたくさんかけていただいたことが、とても印象に残っています。
現地では、遊びや観光はほぼすべて一人で行っていたのですが、観光地で「写真を撮ってほしい」とお願いした時も、全員が快く応じてくれました。その中には、写真を撮り合った後もその場でお互いの国のことや観光情報の共有などをしたり、SNSを交換して友達になることができた人もいます。ホストファミリーをはじめ、インターンシップ先や観光地で出会った全ての人が温かく、優しくしてくださったおかげで、現地での5週間は本当に楽しく、充実した時間を過ごすことができました。
プログラム前後の一番の意識の変化は、「自分の考えや行動に対して自信を持てるようになったこと」です。渡航前は5週間にわたるホームステイや、2つの海外企業で働くことに少し不安もありました。しかし、実際に現地での生活がスタートすると、渡航前に想像していた心配事は一切起きず、思っていたよりも早く(おそらく5日ほど)、現地の環境に適応することができました。この「環境」とは、日本との気温差や公共交通機関の利用方法、ホームステイ先や語学学校、インターンシップ先での人間関係、そして業務内容への対応など、多岐にわたるものです。もちろん周囲の方々のサポートもあってのことですが、自分の環境適応能力に大きな自信を持つことができました。その後は現地でやりたいことや楽しいことを見つけてどんどん計画し、さまざまな人に話しかけて友達を作ったり、素晴らしい景色を見ることができたことは、私にとって一生の財産です。現地で過ごす最後の休日には、「帰国前に何か大きな挑戦をしたい」と考え、自分一人で人生初のスカイダイビングも経験しました。
「自分の意思で計画を立て、行動することに自信を持てたこと」、この意識の変化は、今後の人生においても大きなプラスになると確信しています。
今回の海外インターンシップへの「挑戦」を通じて、英語力の向上はもちろん、環境適応能力、自律性、独立性などの自分の新たな強みに気付くことができました。この経験から、自分が少しでも興味を持ったり、「面白そう」「やってみたい」と感じたことは素直に行動し、まずは挑戦してみる姿勢を大切にしたいと考えています。また、あらためて「英語でコミュニケーションをとること」「海外に行くこと」「海外の文化や環境」がとても好きだということを実感しました。今後も英語を学び続けることを心掛け、時間があれば積極的に海外に行き、新たな刺激や価値観を取り入れたいと考えています。

【今後、プログラムの参加を考えている人に伝えたいこと】
インターンシップ先で常に心掛けていたことは、「できるだけ笑顔でいること」です。現地の方が話している内容が分からなかったり、自分が今何をすればよいのか迷った時でも、常に笑顔でいることや、自分から積極的に周りの人に話しかけたり、仕事についての質問をすることで、自分の居場所や役割を確立することができました。
また、自分の力を試すために休日には観光地などに一人で出かけ、自分の周りに頼れる人がいる環境をあえて作らないようにしていましたが、周りの知らない人に積極的に話しかけることで、異文化交流を大いに楽しむことができました。海外での一人行動が慣れていない人にとっては怖く感じるかもしれませんが、勇気をもって一歩踏み出すことで、自分の成長につながるだけでなく、今まで気付かなかった新たな自分の一面を発見することもできると思います。ぜひ、勇気を持って挑戦してみてください!

(社会イノベーション学部政策イノベーション学科3年 泉祐之介)

私は、このプログラムを通じて視野が広がり、新しい価値観を受け入れる力が養われたと感じています。日本国内とタイでインターンシップを体験したのですが、ビジネスの観点から両国の違いを比較できたことが特に印象に残っています。
例えば、日本では効率性や正確さを重視し、着実に業務を進める姿勢が強調される一方で、タイでは陽気な雰囲気の中で「楽しむこと」を大切にした働き方が見られました。特に、現地法人では、業務の合間にゲームを挟むなど、チームの一体感を高める工夫が随所に感じられました。
また、タイで現地の方々と触れ合い、直接コミュニケーションを取る中で、日本の価値観だけでなく、異なる文化や習慣を受容し、広い視点で物事を考えられるようになり、自分の中の世界がちょっとだけ広くなったような気がします。
今後はこの学びを活かし、異なる文化や価値観を尊重しながら課題解決に取り組む力をさらに高めていきたいと思っています。

(社会イノベーション学部心理社会学科3年 関根歩夢)